2022年

弊社では、長年にわたり微圧計の接続部及び接続ねじ部(材質:真鍮)にニッケルメッキを施して納入して参りましたが、昨今メッキ施工業者による大幅な価格改定や廃業があり、加工委託先の確保に苦慮する事態となっております。

また、少数ロット対応が可能な業者がないこと、大量に発注した場合は長期に亘る保管・管理が必要となり、コストアップの要因となります。
このような状況下で現在の価格を維持するためには、不本意ながらニッケルメッキを中止せざるを得ないとの判断に至りました。

つきましては、メッキ済み接続部及び接続ねじ部の在庫がなくなり次第、順次「無メッキ品(一般型圧力計同等品)」に切り替えさせていただきます。

【変更内容】

   現 状:接続部及び接続ねじ部にニッケルメッキ済み品

   変更後:真鍮加工品(無地、メッキ無し)
       ※当該変更による微圧計の性能に影響はありません。

何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 

弊社完成品に付す「器物番号」について、長年にわたり「刻印式」を使用してまいりましたが、令和3年5月6日より「印刷式」に変更しております。変更の内容は以下のとおりです。

1)印字方法について
  打刻機による機械式からインクジェットプリンターによる印刷式に変更

2)桁数の変更
  従来の機械式打刻:8桁 → 印刷式(インクジェットプリント):9桁 
  器物番号の表し方(例 2021年5月製造品)
  器物番号図解④

3)印字位置について
  従来は、φ75・φ100・φ150・A型・D型・コンタクト接点などで刻印位置が異なりました。
  目盛板の径・型式・特殊目盛等についてテンプレートを作成しましたので、今後は一度登録
  をすれば、次回よりその位置に印字いたします。

 変更理由
  刻印機の磨耗・老朽化により器物番号が読み取りにくいこと、手動による機械式刻印は手間と
  時間が必要なため、印刷式(インクジェット)システムを導入することとしました。
  これにより、目盛板と器物番号の双方が同時に印刷可能となり、作業の効率化を図ることがで
  きます。

  また、桁数の追加変更を行うことにより、同一の器物番号が発生してしまう期間をこれまでの
  10年から100年まで延長することができます。

  さらに、印字位置や数字のサイズ等が目盛板の印字内容に応じて変更可能となりました。

  以上

これまでは、隔膜式圧力計などをご注文いただく際に、一部の仕様品として「テフロン™(PTFE)コーティング」の名称を用いておりました。

しかしながら、「テフロン™」の名称は米デュポン社の登録商標であり、非常に紛らわしい表現であるとの指摘を受けたことから、今後は樹脂の種類である「PFA」及び「PTFE」を用いることとします。

それにともない、名称につきまして以下のとおり変更させていただきます。

 「テフロン™コーティング」→「PFAコーティング
 「テフロン™」      →「PTFE

また、圧力計の文字板表記についても以下のとおり変更させていただきます。
 SUS304/PTFE (旧SUS304/テフロン™)    → SUS304 表記
 SUS316/PTFE (旧SUS316/テフロン™)    → SUS316 表記
 PTFE/PTFE  (旧テフロン™/テフロン™)   → PTFE  表記
 PFAコーティング/PTFE(旧テフロン™コーティング/テフロン™) → PFA COATING 表記

【PFA】とは

 名称:ポリテトラフルオロチレンパーフルオロアルキルドニルエーテル共重合
 色調:黒(FEPと比較して、やや艶消しの色調となります)
 膜圧:30~60μm(フランジ平面部)
    ※ノーピン検査は従来どおりお引き受けできません。

【PTFE】とは
 材質名 : 四フッ化エチレン樹脂
 色調  : 白

                                               以上

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